プレゼンのタイムキーパーメカ「Finger Bell」を作った

   2020/04/02

いつだったか、Twitterかどっかで、指さし棒で卓上ベルを鳴らす機械を見たことがあった。
今探してみてもそのツイートは見つからなかったんだけど、あえて機械でベルを鳴らすっていうのが妙に面白くて印象的だった。

当時は別に卓上ベルなんて使う機会がなかったから、おもしろいなぁと思うだけで終わったんだけど。
最近、研究発表のタイムキープとかで卓上ベルを使う機会が増えてきた。

そこでひらめいてしまったわけですよ。
自動でタイムキープしてくれる装置を作ればいいんじゃないかと。
そしていつの日か見たあの指さし棒でベルを鳴らす機械を再現できるチャンスなのではと!

「スマホのアプリでいいじゃ~ん」なんて声も聞こえてきそう。確かにそう。機能的にはそれで十分。
でもさ、

この方がおもしろいじゃん?笑

て事で作りました。

 

どうよ!
この無駄さ!
指で押せばいいものを、あえてサーボとリンク機構(屋根の中に隠れてる)を活用して指さし棒に押させるこの感じ。
でも動くとやっぱり嬉しいものよ。

手前のつまみで鳴らす時間を設定できる。
プレゼンだと経過時間に応じて3回鳴らすのが一般的(?)だから、3回分設定できるようになってる。
下の動画では10秒、20秒、30秒でなるように設定してある。

今回は結構かっちり作れたので満足度が高い。
ボタンとかロータリーエンコーダとかをそれ自体についてるネジで固定したり、LCDを埋め込んでみたり。
そうしたおかげで大分見た目がキレイになった。
失敗しないようにFusionを使ってパーツが干渉しないかチェックしたりもした。

あとこれはレーザー加工機を使ってパーツの切り出しをしていて、注目してほしいのが屋根の部分。
kerf bendingという技術なんだけど、これを使うとレーザー加工だけで木板を曲げられるようになる。
今回はこれを使って円錐形の屋根を作ってみた。
ぶっつけ本番の加工だったので不安だったけど、思ったよりも簡単に曲がってかつ折れにくい感じに加工できたのが驚き。
こりゃマジでレーザー加工のみでの立体作成の幅が広がる。

あとは、コンセントから電源を取れるようにしたので起動も簡単。
Arduinoだから使い終われば電源引っこ抜けばいいだけだし、チョー手軽。

いやー、いいものができた!
(自分的には恒例の)春の電子工作としては十分な物が作れたと思う!!

プログラムとかモデルデータとかは全部公開しているので、見たい方は以下のリンクからどうぞ。

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