LiPoバッテリーを使うにあたって調べたメモ
とうとう自主的な電子工作でLiPoバッテリーを扱うことになりそうだったので、いろいろ調べた時のメモ。
詳細は各リンク先の確認を推奨。
ちなみに使うのは1セル800mAh程度の小さいやつの予定。
何をすると危険?何に気をつけるべき?
- 過充電・過放電したり、ショートさせたり、尖ったもので傷つけたりすると、バッテリーが膨らんだり、発火・発煙したりする危険性がある。
- 出力のショート検知、過電流検知、過電圧検知、過放電検知といった保護回路が必要。
- 充電するときは充電電流に気をつける。基本的に1C以下で充電する。
- 複数セルのバッテリーを扱う際は、各セル電圧のバランスを揃える必要がある。
Cレートについては下記あたりを参照。
必要な道具は?
- LiPoバッテリー
選び方は下記参照
- 対応するリチウムイオン電池、リチウムポリマー電池用充電器
放電機能や電圧チェッカー機能も付いてるタイプがいい。でも1S用だとあまりなさそうかな...
放電機能もついてるのはVIFLY WhoopStorってやつくらい?
- ポリイミドテープ
絶縁するために必要。 - セーフティバッグ
Amazonのやっすいやつは信用できない。
LayLaxのやつが良さげな感じ。検証動画もあって信頼できそう。
- 土鍋
セーフティバッグがそのまま入るやつ。 - 消火砂
発火したときは砂をかけると良さそうなので。
"乾燥砂消火球"というナイスな物が売っていたが高い... 消火砂をポリ袋に丸く詰めれば似たものは作れるかも。名付けて消火砂球。
過充電・過放電の目安は?
- 詳細はデータシートを都度確認した方が良いが、ざっくり4.3V以上が過充電状態、3.0V未満が過放電状態と考えて良さそう。
安全な保管方法は?
- 50〜60%ほど充電した上で、セーフティバッグなどに入れて冷暗所に保管。
満充電で保管すると、気温が上がった時に過充電状態になり、劣化や発火の原因になる。 - 人によっては土鍋とか、ショートしない前提で金属の缶とか、鉄のバケツとか、弾薬箱とかに入れるらしい。
- セーフティバッグに入れた上で、消火砂球を入れた土鍋に入れておけば大丈夫かな?
もしバッテリーが膨らんだら?
- 使用をやめる。そして破棄するのが無難そう。
- 充電などをやめても膨らみ続ける場合があるので、ふくらみに気づいたら安全な場所に出して様子を見る。
- 膨らんでも使い続ける人もいるっぽい。膨らみを戻すことができるという人もいるが、やり方が見つからなかった。
もし発火したら?
- 大量の砂をかける。水はかけない。
- 「消化器や大量の水をかけて消化し119番通報」と言っている資料もある。
ただ、動画を見る限り水をかけたくらいじゃ消火出来なさそうな... - 土鍋に放り込んで消火砂かけまくって蓋して、その上から消化器とか水をかける方針で構えておく。
コネクタを変えるときはどうする?
- +と-の線を同時に切ってはいけない。ニッパーでショートする。
片方ずつ処理すれば良い。 - 可能なら放熱クリップとか使ってバッテリーに熱が行かないようにしつつ半田付けした方が良い。
基板に直付けしている例はあるか?
特に見つからなかった...
自然放電を補うための充電頻度は?
- もちろんデータシートを都度確認すべきだが、下記商品だと半年に1度程度で良い?
長期間使用しない場合は、冷暗所に保管の上、半年に1度くらい50%程度まで充電してください。
廃棄方法は?
- 自治体のHP参照。協力店が回収してくれるかも。
でもJBRCのサイトを見るに、ラミネートタイプの電池は回収対象外なんだよなぁ...
もしかしてノジマは回収してくれるか...? - 塩水につけて無力化してから捨てる方法もあるらしいが、間違いだとするブログ記事が見受けられる。
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