工作好きな情報系の雑記

[KiCad]ミシン目(スリット)で面付けしてみた

細々した小さい基板パターンを12個作ったんだけど、一個一個別々に注文すると高くなっちゃうので、面付けというやつをして1枚にまとめてみた。

最初はVカットをやってみようと思ってたんだけど、基板のサイズが統一されていなかったので配置が難しかったし、ELECROWだと9種類までしか対応してないみたいだったので、諦めた。

という訳で、スリットにトライ。
スリットのサイズ感は下のサイトに書いてあった。

1枚のプリント基板を切り離しするための加工であるミシン目(スリット)とVカットについて説明します。 面付け(パネライズ)について 『ミシン目(スリット)』と『Vカット』を説明する前にまずプリント基板の面付け(パネライズ)について説明します。 面付け(パネライズ)とは、1枚の大きなプリント基板に複数の小さなプリント基板を入れ、プリント基板の完成後または部品実装後に切り離す方法です。 複数枚取りとも呼
【基板】『ミシン目(スリット)』と『Vカット』の違いとは? - Electrical Information
プリント基板の面付け方法に向け、どのように設計すれば製造元に文句言わず製造できるのか。この点を絞って、初心者でも分かりやすく面付け方法をかきました。
プリント基板製造:面付け(パネライズ)設計 | Seeed Fusion PCB - Seeed Fusion PCB

ただ問題だったのが、KiCadだとスリットを作る専用のやり方みたいなのが用意されてなかったこと。

適当に外形を書いちゃっていいんだろうか?
長穴開ける為に特別な方法取らないといけないんだろうか?
みんなどうしてるんだろう...

しばらく色んなサイト見て回ってたけど、案外適当にやっちゃっても大丈夫っぽかった。
参考にしたのは以下のサイト。
特に1番上のリンクは、スリットの配置を参考にさせてもらった。

こないだELECROWに注文した基板、もう届いた。配送にはOCS/ANA Expressを使い、発送から一日で到着。早い。国内配送業者は佐川急便。開封。各5枚で発注し、5つの内3つが6枚入りだった。ということで、ラベル上の手書き数字は基板の
ELECROWから基板が届いた - jh4vaj
どうもお久しぶりです。 最近ElecrowでSTM基板を発注する際に小さい基板だったのでもったいないなぁと思い、9.9$でできる最大サイズまでほかの基板も一緒に乗せてしまおうと思いました。いろいろ調べていると普通は面付けをしてVカットをしてもらってぽきって割るそうなの
KiCADで長穴を開けて面付けっぽくする : しろうさぎのblog - しろうさぎのblog
プリント基板を作る際、複数の基板の場合は面付けすると何かと便利ですが、面付けは追加料金が発生します。 少しでもリーズナブルに仕上げるためにVカットをしない「なんちゃって面付け」を施すのですが、「これって結構グレーなことしてるよな...」とよく思います。 どこまでなら許されるのでしょうか、ちょっと気になってきました。 なんちゃって面付けのテストで注文した基板です。
「なんちゃって面付け」はどこまで許されるのか | なんでも独り言 - なんでも独り言 | 電子工作とか「つくる」のが好きな人の日々

今回僕が使ったスリットはこんな感じ。
Edge.Cutsレイヤーに、円とか円弧とか使って適当に作った。

で、ELECROWから届いたのがこんな感じ(オモテは見せられないので裏面で)。

折るとこんな感じ。

どちらのスリットも、手で問題なく折ることができた。
スリットのトゲトゲも気になるほど出っ張ってはいない。
気になるなら削れば良い。ヤスリで簡単に削れる。

2番のスリットは細すぎて心許ないかな〜と思ってたけど、案外しっかりしてた。
むしろ1番のスリットは頑丈すぎて折れないかな?と思ったくらい。

今後は2番のスリットを主に使っていこうかな。

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